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有川浩:著「阪急電車」を読みました [ブログレポート]

西宮北口、門戸厄神、甲東園、仁川、小林、逆瀬川、宝塚南口、宝塚
(にしのみやきたぐち、もんどやくじん、こうとうえん、にがわ、おばやし、さかせがわ、たからづかみなみぐち、たからづか)

さて、上記に書いた単語はとある電鉄の路線の駅名ですが、何線かわかりますか?

私にとっては中2の夏休みから短大を卒業するまで過ごしたとても馴染みのある懐かしい沿線なのです。


[電車][電車][電車][電車][電車][電車][電車][電車][電車][電車][電車]

 

はい、答えは関西の阪急電鉄・今津線(北線)です。正しくは神戸線を挟んだ先の南線、阪神国道、今津駅を合わせて今津線です。
 

この今津線・北線が舞台の映画が4月に公開されることになりました!

その原作小説が幻冬舎・有川浩:著「阪急電車」という作品。

RIMG1285_s.jpg


この度トレンダーズさんのモニターでこの本を読ませていただきました。


実は私、生まれも育ちも東京なのですが、父の転勤の為中2~短大卒までの約7年、兵庫県西宮市の門戸厄神駅周辺に住んでいました。

中学校へは門戸厄神~仁川間の電車通学。高校は徒歩通学。

短大は宝塚線・豊中駅から箕面までバスに乗り換えての通学。西宮北口~神戸線の十三(じゅうそう)駅~宝塚線の急行に乗り換え豊中まで行くか、ゆっくり行くなら宝塚で宝塚線に乗り換えて豊中へ。

休日、梅田や三宮へは西宮北口へ出て乗り換えでお出かけしていました。時には京都にも阪急電車で出かけたものです。

阪急電車は一番身近な交通手段でほんとお世話になりました!

短大卒業は父の転勤の任も解かれていたので本籍地の東京に戻ったのですが、私の青春時代はあの独特のあずき色の車体の阪急電車・今津線とともにあったようなものです。(正式な色名はマルーン色とのこと)
site.jpg← 阪急電鉄のサイトはこんな感じ

http://www.koohoo.jp/acs/hankyu/tb.php

そんな懐かしい路線の小説ってどんなストーリーなのでしょうか?ワクワクしながら本のページをめくると…。今津線の解説に続き「もくじ」が。

それは宝塚駅~西宮北口駅までの駅名がずらっと。そして西宮北口駅から折り返して再び宝塚駅までの駅名が。駅ひとつひとつのエピソードなのかしらと思いましたが、その想像は外れでした。

偶然今津線の同じ車両に乗り合わせた人々の織り成す人間ドラマでした。

図書館に通う男女の出逢い、婚約者を寝取られた女性の復讐劇、彼氏のDVに悩みつつもずるずる付き合いを続けていた女子大生の別れの決意のきっかけ、ストレスを感じながらも奥様グループの仲間から抜けられない主婦、軍オタ男子大生と奥手女子大生のほのぼのカップルの誕生、社会人の彼氏持ちの女子高生の悩みなどなど。about-hankyu_image_item05.jpg

阪急電車が止まる駅ごとに、1つ1つエピソードが語られていくのですが、登場人物が絶妙に交錯し合っているのがいいのです!!あ、あの駅のあの人か!って具合に。

オムニバス形式を取りながら、登場人物が重複して出てくると、同じ路線に乗り合わせているというリアル感を感じますね。自分もその電車に乗り合わせているような錯覚さえ覚えます。


私が住んでいたのは、この阪急電車の舞台よりは一昔前(震災前)になります。なので本に描かれている舞台とは少々時代が違っているのですが、のんびりと過ごした時代を思い出さずにはいられません。about-hankyu_image_item02.png

初めて一人で遠くへお出かけしたのも阪急電車でした。門戸厄神から梅田の阪急百貨店まで、ちょっとドキドキしながらでかけた中2の夏。

祖母と二人で西宮北口駅のコープまで出かけたこともありました。 祖母の歩く速度に合わせてゆっくり歩いたり、階段を上り下りしたり・・・

そういえば車内で宝塚音楽学校に通う折り目正しい生徒さんを車内で見かけて、ステキだなぁと思っていたり・・・
line-takaraduka.png
宝塚と言えば宝塚歌劇団!!東京から引越して西宮に住んでから父に連れて行ってもらったのが運のツキ! 学生時代は同級生のヅカファン影響もあって足繁く通ったものです。

宝塚歌劇のチケットを買うために早起きして今津線に乗り、宝塚駅まで行ったなぁ…。そして花の道をブラブラ歩くのが好きでしたね。そうそう、お隣に住んでいた奥さんは元宝塚歌劇団員で、アフガン・ハウンド犬を飼っていらっしゃいました。ふっさふっさの被毛が優雅でした~。

西宮北口駅は、私らは通称「きたぐち」と呼んでいました。アクセントは「た」につけます(笑) 今は無き「きたぐち」に隣接してた市場の洋品店でバイトしてたことも。昼休みに昼食を食べに行った喫茶店のミートソースは今でも思い出の味で、東京でもその味を探しているのです。(いくつか見つけました!)



東京に戻って来てからはなかなか西宮を訪れる機会がないのですが、思い出のいっぱいある阪急電車にまた乗りたいって思っています。

それに社会人になった今なら臆することもなく宝塚ホテルにも行かれるわっ!!

今度乗る時は、じっくり一駅一駅乗り降りしちゃおうかな・・・。

 

[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]冒頭で触れた映画「阪急電車」公開情報です[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]

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 公開日:2011年4月23日(土)関西先行公開
    2011年4月29日(金・祝)公開 全国東宝系
キャスト:中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子、他。

公開されたら見に行くぞーーーー!!

映画「阪急電車」にサブタイトルを付けるとしたら?というお題が出ていたので考えてみました。うーん、うーん・・・難しいよう。  これでどうかな?

「阪急電車~あずき色電車に想いを乗せて~」

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