劇場版「ククルス・ドアンの島」を見てきたよ〜

ガンダムのキャラデザとして名を馳せた
アニメーター安彦良和さんが監督された本作。

ファーストガンダムの序盤で
割と地味なエピソードとして描かれた15話を
再構築したのね。
TVシリーズだと20数分のストーリーですが、
1時間48分になり、尺たっぷりなので
TVでは描かれなかった部分も足されて
見応えある作品になっていました。

キャスト陣は亡くなった方もおられるので、
総取っ替えに近いですが、やはり圧巻は
アムロ役の古谷徹さん！！！
近年、大人になったアムロも演じられていますが
ファーストの時の15歳の少年に聞こえました。

また、カイ・シデンの古川俊夫さんも
あのひねくれ少年を当時のように演じてました。
大御所のお二人、さすがです！！

ララァ・スン役だった潘恵子さんの娘さんで
潘めぐみさんが、セイラ・マス役なのも
ご縁を感じました。
あまり出番が無く、もうちょっとセイラさんの声を
聞きたかったわ。

ククルス・ドアン役の武内駿輔さん
ブライト・ノア役の成田剣さん
お二人も役に合っていました。

作画の方は、ガンダムもザクも最近のプラモみたいに
パーツのラインが増えていたし、
関節部分の動きやら、細かい作画が増えてて
昔のセル画の絵と比べると格段に美しくなってます。
3Dの動画も使われていて、メカの回り込みも
スムーズに動いてました。
今のアニメならば当たり前なのでしょうけど、
昔は全部手描きでしたからね。

TVシリーズとの違いで「えっ？！」と思ったのは
アムロのランニング＋縞トランクス姿は拝めませんw
あと、ドアンの子供たち、数が増えてませんか？
尺が伸びたから違うところだらけですが、
同じ描写がある中で違っていると目立ちますね。

私は「オデッサ」という地名はガンダムで知りました。
丁度ロシアのウクライナ侵攻でもよく耳にしましたね。
ドアンは自分のせいで孤児になってしまった子供たちを
養っています。
ウクライナ侵攻でも戦争孤児って沢山いますよね。
ドアンのような大人がいたら、孤児たちも救われるはず。

あのまま自給自足の楽園が長く続く事を
心の中で願いました。