バーの背の高いスツールに座って

ごにょごにょと二人だけの会話って雰囲気あるじゃなーい?


ここは京都祇園の老舗バー

「IT'S GION 2 DEUX -イッツギオンデュー-」



京都旅行の際、地元に詳しい方から教えてもらいました。

旅行者がふらりと立ち寄るには辿り着けないと思うそこは、

京都の仕舞屋風の古い街並みに溶けこんでおり、

店先に小さな看板が立ってはいますが、

一見にしては店だとは思わず通り過ぎてしまうほど。


まず店先の格子戸をくぐり抜けると、石畳が敷かれた細い路地が。

さらにその道を奥へと進み、狭い階段を2階へと上がった先にあるのが、

京都祇園で古くから愛されているバー「IT'S GION 2 DEUX」です。



温かみのある間接照明がホッとする空間で、

お店の内装は珍しいオーバル型。

丸みのある店内だから落ち着けるのかも。



バーに来る前にレセプションで

スパークリングワインをいただいた後だったので

アルコールは控えてジンジャーエールの辛口を。


カウンターテーブルはゆったりとした幅のある1枚板。

聞いた所、外を流れる小さな河川・白河沿いの窓の風景が

どの席からも見られるようわざとテーブルを窓に対して

90度に配置せず、角度を付けているのだそう。

カウンター左手にある窓はまるで一幅の絵画。

そういう外の風景を借りて眺めるのを"借景"というのですよね。


2階の窓から見える白川の風景です。

ここは桜並木なので、四季を通じて様々な表情の

桜を愛でる事ができます。




内装の光が反射して外の風景と溶け込んでいる様子も伺えます。




テーブルにも天井の照明が写り込んだりと

色々計算されたお店の作りに関心しました。




桜の季節にまた窓からの風景を見に訪れたいものです。