先日、韓国料理研究家の趙善玉先生からお招きされて

「慶尚北道を愛する親睦会」に参加してきました。

会場は新大久保の趙善玉料理研究院です。




正装してご挨拶をする趙善玉(チョ ソノク)先生。

親しみを込めてぜんだま先生とも呼ばれています。








こちらは慶尚北道の東京事務所長のオ所長。



オ社長は東京事務所の新所長で、この親睦会はオ所長の歓迎会も兼ねていました。






本日のゲスト・安東応援サポーターのあんそらさんによる安東講座。



韓国通の間では有名な方で、著書に「韓国へ行きたい!」があります。

実際に訪れた旅行地安東地方のお話を聞きました。



安東市は韓国の東南部にあたる慶尚北道の中の市です。

ソウルからも釜山からも同じくらいの時間で行く事ができる

自然が豊かな地方都市です。




「安東」は、両班(ヤンバン=貴族)の地である河回村(ファフェマウル)で有名だそう。

私は韓国通ではないので詳しくは分かりませんが

韓国王朝歴史ドラマで、よくヤンバンって聞いたなぁ。





安東料理の紹介。






韓国にサバ街道なるものがあり、海産物の塩サバが内陸へ運ばれていたそうな。




名物料理チムタク。辛い肉じゃがのようなお料理だそう。






これからいよいよお料理をいただきます。

安東地方の郷土料理と韓国の伝統料理です。






とてもきれいな器に入っているお料理は

チルジョルパン(七節板)




自然な食材の色が鮮やかです。

具は、ニンジン、キュウリ、お肉、卵黄・卵白を焼いた薄切り、椎茸で

中央が薄餅です。



薄餅に味噌ダレを塗って、具材を乗せます。



具を乗せたらくるんと巻いていただきます。



皮に塗った味噌ダレが味のアクセントになり、

淡白な具の味を引き立ててくれました。




コンゴキムルキムチ(キジ肉水キムチ)



スープ代わりにゴクゴクとお汁を飲んでいただきました。

サッパリしてて蒸し暑い時にいいですね。




マッコリもいただきました。微炭酸で飲みやすい。






カジェユク(味付け豚トロの揚げ物)



鶏のから揚げの豚トロ版って感じでした。




ソプサンサンポ(つる人参の天ぷらハチミツかけ)



甘くて、スイーツって感じ。

つる人参って高麗人参みたいなのかな?

ちょっと高麗人参っぽい香りがしました。




韓国の宮廷料理のシンソルロ(神仙炉)

入れ物からしてタダモノではない雰囲気がします。





わあl!食材の色がとってもきれいなお料理です!!

韓国版お上品なおでん?!って感じ。

そういえば、韓流ドラマ「宮廷女官チャングム」も色とりどりな

宮廷料理を作っていたわね。




取り分けていただいたのがこれ。

チヂミも入っています。






「大丈夫」という韓国焼酎も味見しました。




左が「大丈夫」 

アルコール度数高めなので、舐めただけ~(^_^;)






安東チムタク



善玉先生がアレンジしたちょい辛漢方チムタク。

安東地方のチムタクはとても辛いそうですが、これは食べやすく

とっても美味しかった!!

何となく漢方薬膳の香りがするちょい辛肉じゃがって感じ。




これはごはんが進んじゃいます。






デザートのソンピョン(松葉蒸し餅)と柚子茶



餅菓子にはゴマ油がかかっていて、香ばしい感じに仕上がっていました。

このソンピョンは韓国のお盆である秋夕(チュソク)にいただくお餅なんですって。






韓国料理は焼肉と真っ赤な辛い料理だけではない

繊細な伝統料理もあるんですよ~って善玉先生がおっしゃる通り

日本料理にも近い素晴らしい食文化があるのですね。



美味しいお料理を堪能し尽くした親睦会に呼んでいただき

感謝の極みでございます!!






hana出版社から刊行されている「慶尚道」「釜山語」の本の紹介もありました。

書店で見かけたらチェックしてみてください。