普段なら敷居の高いレストランへ気軽に出かけて欲しいという趣旨で始まったジャパンレストランウィーク。

このイベントの為に特別料金が設定されており、ランチは2100円、ディナーは5250円と7350円で提供されるんです。 (税・サ込み)

去年初めて利用しましたが(詳細はコチラ)、今回は母とジャパンレストランウィーク2011に参加の銀座のお寿司屋さんへ行ってきました。

行ったのは『銀座 凛』 銀座1丁目、ポーラビルの裏手にあります。

開店して6年だそうで、古い作り付けの食器棚とモダンな作りの融合した店内でしたね。

ランチは今まで土曜のみだったそうですが、最近平日も始めたのだそう。ゆっくり味わって欲しいというコンセプトから丼ものではなく、握りのコースを提供しているとのことです。

通されたのはカウンターの中央の席。慣れない環境にちょっと緊張しちゃいますネ。寿司ネタのケースは机と同化しており寿司職人さんの手元が良く見えます。

ランチコースの内容は、有機野菜のサラダ、かにとゆり根の茶わん蒸し、江戸前握り寿司9貫、お味噌汁、漬物、自家製デザートでした。

サラダは水菜がメインの小皿。

本日の握りの内容は、本まぐろ赤身、白いか、鳥貝、イクラ、玉子、煮タコ、サバ、芽ねぎ(あと1つは穴子だったかな)でした。こちらの食べるペースに合わせて丁寧に丁寧に握ってくれます。


寿司は小ぶり。(長さ5センチくらいでしょうか)ひとくちで難なく食べられます。

口に入れた時にまず、ふわっと酢の香りが鼻を抜けました。

京都産のお酢を使っているそうです。

煮たこ。やわらか~
 

本まぐろ赤身。江戸前らしく煮切りしょうゆがひと刷毛塗られています。

酢飯は優しく握り締めているので、口の中ですぐにほろっと崩れました。

ネタにも飾り包丁が入れられており、酢飯とともにすぐにほぐれます。

ガリはやや甘みが少ない味付け。銀座の大人向けという感じ。割と薄くスライスされているようでした。

お寿司屋さんの茶碗蒸しだけに、数の子も入ってました。
 
いくらは醤油漬けではなかったみたい。薄塩かしら?
地厚で薫り高い海苔でしたよ。
 
芽ねぎ。軽~くねぎの香りがします。
 
追加でこはだも握ってもらいました。新子かな?
夜用にお酢で絞めたばかりだそうで味が馴染むのは夜がいいそうです。
なるほど。
  
 因みにこのお寿司の乗ってる台は陶芸家の作品なんですって。
1台1台個性のある作品でした。
 
野沢菜?といぶりがっこ。
いぶりがっこは燻製のいい香りがしていました。
 
青のりのお味噌汁。自家製の七味唐辛子を入れていただきました。
お出汁が効いていて美味しい♪
 
デザートのりんごのシャーベット。
卵白を入れてホイップしてあるそうで、淡雪のように軽い食感。
ここにも手作りのこだわりが。
 
お店の方とのお話ついでに店名の由来もお聞きしました。
『凛』としたたたずまいという言葉もあるように、
銀座らしく粋で食べ物屋として活気があり、かつ洒落た感じの店名に
したかったとのことです。
当時はあまり『凛』という字がポピュラーではなかったので
印象を残す意味で選んだそうですよ。
 
 通常ランチのコース2600円だそうです。
握りサイズが小さいので男性だと物足りない量だと思いますが
足りない場合は追加注文が可能です。
 
ビジネスランチでささっと済ませたい方には
 相反するお店だと思います。
銀座でちょっとゆっくりお寿司ランチをいただくのならば
コース設定があるので安心なお店と言えるでしょう。