わたしが水木一郎ヴォーカルスクールに入る前、

水木さん宛に入校希望のお手紙を書いたのですが、

そのお返事がこのように便せんにびっしりと書かれて

返ってきたのです!!

子供の頃から歌う事が好きだったのですが、

母が当時カラオケ教室に通い出し、わたしも歌を習いたいなと思い、

でも母の行っているようなカラオケ教室ではなく

大好きなアニソンを教えてもらえるお教室はないかと。

そういえば、アニメ誌に水木一郎さんが

ヴォーカルスクールを持っていて

生徒募集の記事が載っていたのを思い出し、

当時所属していたコロムビアレコード学芸部宛に

思い切って直訴の手紙を出したのでした。

「アニメソングが大好きで、いつか堀江美都子さんのように

大きな声で堂々と人前で歌えるようになりたい」

そんな内容の手紙だったと記憶しています。

 

こんなに長文のお手紙をいただいて

ひょえ~~~っ!!!って恐縮しましたが

会社の帰りに電話して、お教室へ向かいました。

目の前に水木一郎さんがいる~~~!!!

緊張したものの、お話を聞いてくださり

「では、何か歌ってみて」と歌本を渡されて・・・

曲名が”あ”から始まる歌本だったもので、

すぐに歌える松田聖子さんの「赤いスイトピー」を歌いました。

もちろんピアノは水木さんが弾いてくださって

そのすぐ後ろで歌ったのです。



歌い終わってから「10月からいらっしゃい」

そう言っていただけ、晴れてヴォーカルスクールの生徒となりました。

 この手紙はずっと桐の箪笥の引き出しにしまってました。

私にとって宝物の1つです。

 

そして最後の手紙は・・・

水木先生とはメールのやり取りをしていた事もあり

プライベートなメルアドも存じておりました。

(大事な要件のみにしていましたが)

実はブリッジしていた歯の土台の歯がダメになり、

歯の無い部分にインプラントすることになりまして。

インプラントが高額で55~60万ほどかかるんですよ。

そんな訳で

レッスン代を支払うのが困難になってしまい

1年休学させていただきたいと手紙とメールを送った

そのお返事となります。



 

このメールが最後となってしまいました。

またお教室でお会いできるものと思っていたのに・・・

本当に残念でたまりません。

 

水木先生がいなくなってしまって

ヴォーカルスクールはどうなってしまうのかな?

なんせ休学中ですし、まだ今後の方向性は聞いていません。

講師の貴日さんに確認しなくては。