銀座の中央通りに店舗を構える
文房具全般の販売を行っている『伊東屋』
文具メーカー『ぺんてる』がタッグを組み
9月13日『ITOYA110ペンジャケットシリーズ』 を発売しました。
 
 そのコンセプトや開発秘話を聞きに
発売直前に開催されたブロガーイベントに
参加してきました!
 
これまで伊東屋は他の文具メーカーと共同開発した
筆記具シリーズがありますが、
今回初めてぺんてると手を組んだのだそう。
 
 
会場に展示されたお馴染み ぺんてるサインペン
 
 Pentelサインペンは1963年に発売されたロングライフ製品です。
”サインペン” の名称はぺんてるから生まれました。
 
ぺんてる株式会社は今年創立70周年。
 
 今回の開発に選ばれたのはこの3製品です。
サインペン・ボールぺんてる・プラマン
文具メーカーとして培ってきた
創業以来の強み
「先っぽの技術」「色」「手軽さ」を活かすこと。
 
 
サインペンは、アクリル繊維のペン先で毛細管現象を用いたペン。
筆圧がいらず、滑らかな書き味が特徴です。
 
グリーンの軸でお馴染みのボールぺんてるは
樹脂チップが先端に使われている水性インキのボールペン。
こちらも滑らかな書き味です。
 
プラスチック製のペン先の万年筆だから「プラマン」
筆圧によって、万年筆のように筆記幅が変化するペンです。
 
今回の開発のきっかけは伊東屋社長の選出によるものです。
 
 
とても品質の良い製品なのは周知の事だが
100円、200円という低価格で、いかにも事務用品というイメージなので
学校、オフィスでの使用ではなく
例えば調印式などのようなステータス感が求められる場で
 使用するには相応しくないように思われる。
 
元々の製品を活かしつつ、高級感を持たせるには
どうすればよいか?
 
その解決策として提案されたのが
「ペンジャケット」
という発想です。
 
 
開発のエピソードをぺんてる商品開発本部・ペン開発グループ 鈴木慎也氏と
伊東屋研究所 兼 伊東屋企画開発本部 橋本陽夫氏より
伺いました。
 商品開発にこだわりを持つ伊東屋さんの要求が
なかなか難しく、完成品に漕ぎ付くまで
何度も試作を繰り返したそうです。
 
モックアップモデルの展示もありました。
 
 
3種類のペンにジャケットを着せて高級感を出すというもの。
つまり、現状のぺんてる製品がこのジャケットのリフィル扱いとなる訳です。
キャップと前軸・後軸は共通部品で
調整リングで3種類の長さが異なるペンを収納する為の
全長を調整します。
 
 
カラー展開は艶消しブラック、ブルー、ホワイト、レッドという伊東屋カラー
(艶消しブラックがダークグレーを表現している)
 
部品展開は下図の通り。
リングと中に入るリフィル以外はすべて共通部品です。
 
 
リフィル3製品と4色カラー展開で、全12種類のラインナップになります。
キャップと後軸は真ちゅうに焼き付け塗装を施したもの。
色出しにもダメ出しが何度となく出たそうです。
 
(焼き付け塗装って、焼くと色味が変化するので
色合わせが難しいんですよね~~
色が変化するのを見越して塗装せねばならないのです)
 
 
2016年9月13日より、銀座伊東屋にて販売開始です。
ペンジャケット5000円(税別)、調整リング300円(税別)
 
 
タッチ&トライで製品を触らせていただきました。
リフィルとして、現製品がそのまま入っているので
元々のペン先がちょろっと見えているのがご愛嬌って感じですね。
 
サインペン
 
ボールぺんてる
 
プラマン
 
 
キャップを後軸に挿すと、重心が後ろになり
筆記時のバランスが後ろに行ってしまうので
キャップはしないで筆記するのが良いようです。
 
因みに嵌合(かんごう)は前パッチン・後ろヌル※です。
 
※ぺんてる用語で、キャップを嵌める時にパッチンと音が出て
後ろに挿す時は、パッチンと音が出ずヌルッとはまる事を言います。
 
 
軸に施したデザインは伊東屋のシンボルマークのみ。
シンプルに高級感を表現しています。
 
 
 
下々の私としては、「オフィシャルオケージョン」で使う機会はまず皆無なので、
5000円のペンジャケットを着せる必要性は感じないのが正直な感想です。
プレゼントでいただいたとしても、使う場がないっ#59142;#59142;#59142;
 
ステータスのある人物、または場所で
必要とされれば良いですね。
 
反響・引き合いはあるそうなので
いっぱい売れる事を願っております。(*^。^*)
 
 
 
 イベントでは伊東屋さんのカフェレストランのフィンガーフード等も
いただきましたが、プレゼン主体のレポにいたしました。