2012年2月1日から開催されている
 
三越・伊勢丹 「KISS THE HEART」
東日本復興支援アート&チャリティプログラム
バスツアーレポ・Part2です。
 
Part1の記事は【コチラ】をご覧ください。
 
 今回の展示作品は新進気鋭の現代アート作家の作品なのですが、
そもそも現代アートと言えばどんな作品でしょうか。
 
現代アートが注目されたのは、アンディ・ウォーホルでしょうかね。
絵画と違ってシルクスクリーンを用いてのポップアートは
斬新で目を引きました。
 
みやびは古典絵画から現代アートへの橋渡し時期である
アールデコ、アールヌーボー時代のモダン・アートが好きであります。
 
代表的な作家はアルフォンス・ミュシャ、ロートレック
ガレのガラス作品。
 
日本で現代アートが注目されたのは、日比野克彦さんの
ダンボールアートだったでしょうか。
ダンボールがアート作品!?と、衝撃を受けました。
その後の作家さんはCG作品やフィギュアも手がける村上隆さんも注目しています。
 
 
 さて、今回展示されている作品はいったいどんなものだったのでしょうか?
作品のテーマは昨年の震災、3・11からのイメージです。
 
それでは印象に残った作品をご紹介いたしましょう!
 
 
新宿・伊勢丹百貨店のメインショーウィンドウに展示の作品
この立体造形は、カメラでタウンウォッチをした女性のスナップ写真を元に
立体に起こしたのだそうです。
現代・今を生きる女性像を表現している作品。
 
・・・と、後藤繁雄氏の解説がありました。
 
フランスにおいて評判の良かったという写真+立体を更に撮影した
コラージュ作品。
キモカワイイ描写がフランス人に受けたそうですが、
結構みやびも好きです。
 
上:にゃんこ写真にタコの目を置いて撮影されたもの。
中:赤ちゃんの写真の頭部になんか乗っけたもの。
下:女性の写真の上にタコを乗せて撮影されたもの。
 
 
 パッと見、なんだろう?と思ったのですが、
正方形の金属板に切り込みを入れて切り開いた造形物だと
気がつきました。
単純にして奥深い作品です。
 
遠くから見ると抽象画に見えます。
確かに具象画ではないけれど、近くに寄ってよく見ると・・・
 
 
スー とか キャー などの文字が読み取れます。
絵の中に文字をレイアウトするという発想が面白いです。
 
これは何? 薄い布地にリボンが針で止められています。
ファッションビルのショーウィンドウの背景にあるような作品。
 
近くに寄るとこんな感じ。
一見無造作に針で仮留めされているみたい。
アルファベットが透けて見えます。
 
このアルファベットは縫い合わせた布の中に1個1個入っているんです。
なんか、自分にも作れそうと思いましたが、
これだけの大きさの物を縫っていき、文字パーツを入れていく手間を考えると、
どれだけの時間がかかるんだろうと気が遠くなりました。
やはりアトリエを持った人の大作なんだなぁと痛感。
 
 
こちらは銀座・三越百貨店入口内に展示のサン・チャイルド。
手前の立体造形作家と後ろのステンドグラス作家のコラボ作品。
 
顔にちょっとした汚れを付けて、表情に味を持たせています。
絆創膏も寄らないと分かりにくです。
防護服を脱いで明るい未来を目指す眼差しなのだそう。
 
手にも持っている太陽は明るい未来への象徴。
 
ステンドグラスのガラスパーツの一部はバルセロナで入手された素材も。
 
 
アート作品はまず第一印象で自分が好きか嫌いかを直感し、
面白いと感じる事を発見するのが楽しみ方だと教わりました。
 
現代アートは訳が分からないものではなく、
自分の解釈で読み解くのが醍醐味なんだなぁと思った次第。
 
絵画と違って新進作家の作品ならば
まだまだ手の届く値段で購入できる場合もあるのですって。
興味がありましたら、3/4開催のチャリティオークションを
覗いて見るのも手ですよ。
オークションの詳細は【こちら】  
 
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※トレンダーズさんのご招待でプレスとして三越伊勢丹のアートチャリティ企画に参加しました