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第三回ピンクリボンセミナーin宇都宮に参加しました② [ブログレポート]
2016年10月15日に開催された
『第三回ピンクリボンセミナーin宇都宮』
に参加してきたレポートです。
第二部はNPO法人ピンクリボンうつのみや理事長で
放射線科専門医佐藤俊彦医師による講演です。
「手術前に必ずPEM(ペム)を受けましょう!」
※PEMとは乳房専用PET装置です。
第一部の竹原めぐみ先生のお話にもあったように
マンモグラフィはデンプレスト(高濃度乳腺)との戦いです。
マンモグラフィでは乳がんが発見しづらいので、
デンスブレストに有効な検査機械を持っている乳腺センターでの
検査を受ける事が大事です。
乳がんが見つかりにくい要因の1つ『乳瘤』
授乳中に乳房の中に乳瘤が現れ、乳がんと見分けがつきにくく
発見が遅れることがある。
小林麻央さんの場合も検診が授乳中だったため
発見が遅れてしまった。
なぜ進行性乳がんの発見が遅れたのか?
また、豊胸手術した乳房はシリコンバッグなどが真っ白に写り
乳房組織がうまく撮影できない。
ヒアルロン酸注入や幹細胞脂肪注入にもそれぞれリスクがあるので
将来の事を十分考慮して豊胸手術を検討した方がいいですよ。
腫瘍に反応する薬液を注射してから撮影すると病変が光って見える。
PEMだと1~2mmの微小な病変も発見できる!
PEM=Positron Emission Manmmography
乳房専用のPET(腫瘍マーカー検査)です。
乳房を軽く挟むだけで痛みは殆ど無く、
微小ながんを撮影することができる。
PEMの必要性は・・・
乳がんが見つかった時、更に詳しく検査ができる。
乳がんの術後の経過観察に有効。
豊胸術後にも有効。
PET検診と共に検査ができる。
実際の医療機器写真。
全身PET/CTは大掛かりな機械ですが、PEMは診療室に置けるサイズ。
実際のPEMの画像
マンモグラフィでは不鮮明な病変がはっきり分かり、
片方だけと思われていた病変が両胸に見つかった。
術後のMRIでは病変が残っているように見えたが
PEMでは病変ではない事が分かった。
健康診断として受診したところ、病変を発見。
マンモグラフィでは発見できなかった初期の乳がんが発見できた。
このように乳がんの正確な診断に有効なPEMですが、
気になる料金は???
診療・治療目的に限り保険適用となりました!!
全身PET込・3割負担で4~5万円で受診できます。
(健康診断では自費診療でPETのみ8万円)
PEMはセカンドオピニオンとしても有効。
まとめです。
高濃度乳腺;デンスブレストの乳房は
マンモグラフィの検診だけでは不十分なので、
他の検査も受診した方が良い。
早期に発見できれば乳がんは完治する病気である!!
「ピンクリボンうつのみや」について
乳がん検診受診率50%達成を目指しています。
日本にまだ導入されていない"挟まない乳がん検査機器" KBCT
の導入と普及を目指しています。
ピンクリボンセミナーで講演されたお二人の先生の著書を
ツアーのお土産にいただきました!
関心はあってもなかなか購入には至らないジャンルの本ですので
非常にありがたいことです。
今、竹原めぐみ先生の本を読んでいますが、
乳がん常識のウソ・ホントについては医師が語っているので
説得力がありますし、正確な情報が得られます。
Amazonでも取り扱っていますので、
興味がある方は是非読んでみてください。